三重テレビ『ハピ3!』2017年9月16日放送

歴史ある駅舎にはたくさんの驚きと知られざる秘密がありました!
これは必見ですよ!

伊勢市宇治山田駅に来ています!
伊勢神宮を参拝する際に利用する方も多いこちらの駅は、国の登録有形文化財に指定されているんですよ。
今回は驚きの発見と隠された秘密があるという、『近鉄宇治山田駅』の魅力を探ります!

 

近畿日本鉄道株式会社広報部の、福原稔浩さんにお話をうかがいました。

「近鉄宇治山田駅は、昭和6年から現在とほぼ同じ状態で残っており、国の登録有形文化財に指定されています」

 

外観からして素晴らしいです!
外壁のタイルも当時としては珍しい、最高級の『テラコッタ(素焼陶器)』で装飾され、他にも屋根にはスペイン瓦を使用するなど、優美な作りの駅舎となっています。

 

まだまだ駅舎には秘密が隠れているということなので、案内してもらうことに!

 

駅舎の中の天井が高いですね!
一部5階建てとなっている3階建て駅舎、内部のコンコースは吹き抜けになっていて広々とした作りとなっています。

 

光が燦々と入るように、窓は大きな八角形。

 

今は閉鎖中となっている通路から、特別に3階のホームへ。

 

この塔部分だけが5階となっています。
駅舎の南側にあるこの塔は、消防署の火の見櫓として使われており、消防署員が詰めて監視をしていたそうです。

 

道路とつながっているこちらは、車が方向転換するところ。
バスターミナルと駅が一緒になっていた名残だそうです。

 

お伊勢参りに来た参拝客が、わざわざ降りてバスのりばまで行かなくても鉄道からバスに直接乗り換えできるよう、ホームのある3階の高さにバスターミナルが設置されていたんですね。

残念ながら、今は立入禁止になっていますが、バスターミナルと転車台はホームから見ることができます。

 

「周辺には観光地がたくさんありますが、この駅自体が観光スポットとなっていますので、ぜひ見に来てほしいと思います」

と、福原さん。

 

今日は普段見られないところまで見せていただいて、ありがとうございました!

国の登録有形文化財になっている『近鉄宇治山田駅』。
みなさんも歴史とロマンを感じに降り立ってみてはいかがでしょうか。