三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2013年3月24日放送

読み聞かせを通して、子どもたちに絵本のおもしろさや日本語の豊かな表現力を伝えたい!
子どもたちが喜んでくれることが、『まじっくぼっくす』の喜びです!

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こちらは津市高茶屋の市民センターで行われている、絵本の読み聞かせ。
ごらんください、子どもたちの表情!
すっかり絵本の世界に引き込まれていますね!


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この読み聞かせをしているのが、今回ご紹介する『まじっくぼっくす』のみなさん!
学校や図書館、そして、イベント会場で「絵本の読み聞かせ」をしている女性グループです。

読み聞かせを通じて、子ども達に絵本のおもしろさ、日本語が持つ豊かな表現力を知ってもらいたい。
そして、絵本がもつ世界観を楽しんでもらいながら地域貢献をしていきたい、との思いから活動しています。

『まじっくぼっくす』のスタートは、2006年。
現在のメンバーが、津市内の小学校で、絵本朗読のボランティアを始めたことがきっかけとなりました。


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『まじっくぼっくす』代表の、岸富喜さんにその経緯をお聞きしました。

岸「以前は『スクールボランティア』をしていまして、それとは別に『幅広い活動で絵本の楽しさを伝えていきたい』と思い、グループを立ち上げました」

『スクールボランティア』とは、地域の人や保護者の特技や趣味などを活かし、教育活動を支援するボランティア活動。
そこからさらに絵本の読み聞かせへと特化したのが、『まじっくぼっくす』だったのです。
活動メンバーは現在10人。


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毎月第3火曜日が、練習とミーティングの日。
みなさん、家事や仕事を調整して集まります。


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こちらでは、絵本のお話を、絵とそっくりの人形を使って読み聞かせ練習。
絵本だけでは45分のスペシャルが持たないため、人形を使った絵本で、息抜きを。
その後、また長い絵本の読み聞かせを、子どもたちに楽しんでもらいます。


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さらにこの日は『美し国おこし・三重』の専門家派遣を活用し、絵本作家でもあり、40年以上も読み聞かせを続けている松本弘子さんによる特別レッスンが行われました。

この日のレッスンは、先生が用意した句読点を取り除いた文章に、どこで句読点を打ち、そして、どこで間を取るのが良いかを、文章の内容から自分たちで判断して、読もうというもの。
例えば『きれいな』『花』という2つの単語の間に『、』を付けてしまうと、『花』の状況がわからなくなってしまいます。
そのため『きれいな』と『花』は切ってはいけない・・・このような、読み聞かせの時の言葉のつなぎ方を勉強します。

絵本の読み聞かせは思っていた以上に、奥が深く、そして、表現力が求められるものなんですね。


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津市内の百貨店では毎月第3日曜日の午後、『まじっくぼっくす』のみなさんによる、読み聞かせイベントが開催されています。

今回、子どもたちが飽きないようにと用意した仕掛けは、エプロンを舞台にして物語を展開させる『エプロンシアター』。
うまく出来ていますね!
これは、どうやら『ジャックと豆の木』のようです。


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こちらでの読み聞かせイベントは、何と、今年で4年目!
お兄ちゃんお姉ちゃんから、弟や妹へ。
次の世代へとつなげていくために、百貨店でも、スタンプカードを作って、プレゼントを用意するなど、『まじっくぼっくす』の活動を応援しています。


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「今日は、場面場面の楽しさや驚きを出せて、手応えを感じました!」
「子どもさんの反応があると嬉しいです!」
「集中してお話に入ってきてくれるのがわかると、やっていて良かったな、と思います」

夢と冒険、そして、幻想と空想の世界が広がる絵本は、まさに、魔法の玉手箱。


『まじっくぼっくす』のみなさんは、これからももっともっと、言葉と笑顔で、子供たちを魔法の世界へと誘います!