三重テレビ『ハピ3!』2014年9月27日放送

江戸時代から300年以上伝わる諏訪神社の例大祭!
各氏子町から奉納する出し物(ネリ)は、趣向が凝らされていて必見です!!

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「こんにちは!
今回のレポーターを務める宮田大樹です!
みなさんからいただいた、地域のとっておき情報やオススメ情報を、ゲンキ特派員と一緒にお届けします!」


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今回、四日市のハッピー♪な情報を届けてくれるのは、ゲンキさん特派員038号、前田憲司さん!
前田さんは芸能史研究家として上方演芸資料などを収集するとともに、三重県内の文化や芸能に関する事業に、深いかかわりを持っています。


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「今回私がご紹介するのは、『四日市祭』。
毎年10月第一週目の土日、今年は4日、5日に諏訪神社で行われる、300年以上続くお祭りです」

『四日市祭』は、江戸時代の初期から伝わる、諏訪神社の例大祭で、明治時代には『東海の三大祭』の一つに数えられたそう。
前田さんは、『四日市祭』の実行委員でもあるんですよ。


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*今回のゼヒモノ!*

もちろん『四日市祭』!
神社へ奉納する出し物(ネリ)は、町ごとに趣向を凝らしたもので、バリエーションに富んでいます。
今年は、2年ぶりの『大入道』と3年ぶりの『富士の巻狩り』など、現存するすべてのネリが揃い、奉納が盛大に行われます!


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ゼヒモノ其の1、南浜田町の『富士の巻狩り』。
源頼朝が富士の裾野で催した巻狩りを、仮装行列で再現したもの。
約5mの大猪をはじめとするハリボテの動物が逃げまわり、子どもが扮した武者が弓を射、練り込んだ諏訪神社拝殿前で、頼朝が槍を突いて大猪を射止めるというもの。
『富士の巻狩り』は市の無形民俗文化財に指定されています。

小猪は小学校高学年から中学生までの2名が、大猪は大人2名で担ぎます。
参加者は地元の人が多いですが、当日の飛び入り参加も大歓迎だそうです!!


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ゼヒモノ其の2、南納屋町の『鯨船 明神丸』。
金箔張りの彫刻と、幕で飾られた豪華絢爛な全長9mの船山車とハリボテのくじらで、捕鯨の様子を表した行事。
奉納の演技では、拝殿正面に舳先を乗り入れて、鯨を仕留めます。
こちらは国選択無形民俗文化財、県指定有形民俗文化財となっています。


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ゼヒモノ其の3は、中納屋町の『大入道』。
日本一大きなからくり人形で、製作は江戸時代後期と言われています。
伸び縮みする首の長さ2.7m、身の丈4.5m、高さ1.8mの山車に立つと全高9mに!
四日市のシンボル的な存在です。
こちらは県の有形民俗文化財に指定されています。


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大きな大入道は、合計8人で動かしているのだそう。
実際に中に入って、からくり操作してみたところ、目と舌が動きました!
意外と重いですよ!


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『四日市祭』では、他にもからくり人形や諏訪太鼓など、さまざまな催しが行われます。
4日の夜には公園通りで『宵祭り』も開催!
スタンプラリーで、先着200名にプレゼントもありますよ!


●平成26年度 四日市祭
開催日 平成26年10月4日(土)、5日(日)
 ◆練り込み(諏訪神社への奉納)は5日に開催
 ・15:35〜 大入道(中納屋町)
 ・16:20〜 富士の巻狩り(南浜田町)
 ・17:00〜 鯨船(南納屋町)
問い合わせ TEL 059-354-5272
(秋の四日市祭実行委員会事務局 四日市一番街商店街振興組合内)