三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2012年3月18日放送

大門商店街にお客さんを呼ぶために大奮闘!
15年前からはじまった『五十市』が地域に定着し商店街を活性化!
新たに『街の駅』も完成し、地域のさらなる盛り上がりに貢献します!

日本三大観音のひとつ『津観音』。
その目の前に広がる門前町『大門商店街』では、毎月5と10の付く日に『五十市』を開催しています。

扱っている商品は、商店街ではあまり取り扱っていない野菜や魚などの生鮮品や加工品など。
少しでもお客さんを呼びこもうと15年前から行われている市で、およそ20軒がアーケードに並びます。


この市を開催しているのが、『津市大門通り商店街振興組合』のみなさん、そして理事長の山田さん。

山田「昔とまでは行かなくても、今よりはもっとお客さんに来て欲しいですね。
この『五十市』をはじめ、夜店や秋祭りや売り出しなど、そのための方法を考えています」


こちらは『五十市』に出店されている漬物屋さん。
キュウリの醤油漬け『あの山この山』が人気の商品。
「ここの漬物でなければ」というお客さんがいるほどで、それだけ『五十市』が定着していることがうかがえます。
ご主人の中崎さんは、朝市開始当初の15年前から出店しているそうです。

中崎「最初のキッカケは、ここの(大門の)商店街の方から『朝市を何とかして下さい』と頼まれたことです。
それから四日市近辺の方20名ほどに声をかけて出店したのが、15年前の10月15日でした」

当時は津市内に朝市自体が少なく、そのノウハウがなかったため、すでに朝市を開催していた四日市の方に協力を求めたのだとか。


こちらは2年前から『五十市』に参加している、ライブ&スポーツバーの『ブラン』さん。
商店街のお店からの出店です。

「『五十市』はみなさんが集まる仕組みなので、協力して頂いている以上は、商店街としても何かしないと」と、ブランのご主人。


揚げ物やお惣菜などの『おふくろの味』の他、『津観音名物・鶏ごぼう飯』が大好評。
最初は『五十市』のみでの販売でしたが、人気のため、普段の日もお店で販売を始めたそうです。


今年の2月から『五十市』に登場した、津市の『鈴木牧場』さん。
なんと、自分で牛を育てて乳を搾り、手間暇かけて作ったモッツァレラやリコッタなど、オリジナルチーズの販売をしています。

鈴木「まだ始めたばかりで、自己紹介からスタートという感じです。お客さんの声が生で聞けるので、ありがたいです」


そしてここ大門商店街に、新たに『街の駅だいもん』が誕生!
『津市大門商店街振興組合』副理事長の岩脇さんにお話をうかがいました。

岩脇「今までは津観音に来た際に休憩できるスペースがあまりなかったので、そのまま帰られてしまうことが多かったんです。ちょっとここで休憩してもらって、ゆっくり商店街を見てまわって欲しいですね」


コミュニティスペースには、中勢森林組合による、三重の木・美杉の杉で作ったイスと机。
観光パンフレットなども置かれており、観光の拠点としても利用できます。


そして『街の駅だいもん』内に、期間限定でお店を借りて飲食の販売ができるチャレンジショップも登場!
条件を満たせば、誰でも出店可能です!
ここでチャレンジして経験を積み、ゆくゆくは大門商店街で出店してもらえれば…という願いから企画しました。

『津市大門大通り商店街振興組合』のみなさんは、他にも、『美し国三重・ひな街道』や夜店、フリーマーケットなど、様々なイベントを実施。
商店街がひとつになってがんばっています。

少しでも昔の賑わいを取り戻したい…町の中心として、津の活気を担っていきたい…。
そんな思いを込めて、お客様をお迎えします!