FM三重『ウィークエンドカフェ』2019年3月16日放送

今日は伊賀市青山町阿保(あお)にある『阿保西部町づくり会』代表の太田節子さんがお客様です。
会を作ったのは6年前、2年半前からは『いっぷくしてだぁ〜こ』というカフェの運営もしています。

齢者のいこいの場を作りたかった

高齢者が多くなってきたため、何かあったときの絆作りをするために『阿保西部町づくり会』を作りました。
なんかしたいなということで後先考えずに(笑)。
でも、みなさんが協力してくれるので助かっています。
おかげさまで、ここ『いっぷくしてだぁ〜こ』もたくさんの方が利用してくれていますし、スタッフの方も協力してくれるのでありがたいです。
普段のお客さんは25人くらい。
平日に来られるのは限られた人ですが、イベントがあるとぐっと増え、昨日の『初瀬街道まつり』では、35名でした。
みなさんが応援して協力してくれているので、助かります。
3年前、たまたまこちらが空き家になったので、一人暮らしの人が来やすいようにと、ここをお年寄りの憩いの場にしようとお借りしました。
スタッフも高齢ですが来るのをとても楽しみにしてくれています。
個人の家だと長時間いられませんが、ここならスタッフもいるし、誰でも寄れる場所です。
10:00から16:00の間でしたら時間の制限もないので、
料金もお年寄りが来やすいように、お菓子付きでコーヒー1杯100円。
それも魅力かなあと思っています。

 

性の方が出やすいようにカラオケや映画会なども開催

私たちの会で菜種油を作っているので、花が咲いたときには『菜の花まつり』、夏には『夏まつり』、そして昨日開催した『初瀬街道まつり』など、気軽に出てきてもらえるような行事を行っています。
家にこもっていないで、ここに出てきてもらえたらありがたいです。
『いっぷくしてだぁ〜こ』では月に1回、カラオケを開催しています。
そのときは男の人もたくさん来てくれますね。
何かをして、こちらに寄ってもらおうと。
菜の花は休耕田がたくさんあるので、雑草ばかりではなく綺麗に花を咲かせて。
その後に菜種油を絞ることができたら一石二鳥ですし。
伊賀市の『菜の花プロジェクト』に入っていて、大山田の農林業公社で私たちが育てた菜種を大山田で絞ってもらい、またこちらで販売させていただいています。
昨日もコロッケを販売しましたが、油が違うので美味しいと言ってもらえました。
身体に悪い油ではないし、またみなさんにも使ってもらいたいと思っています。

 

西

部の人はみんなが助けてくれる。要石はみんなが大好きなお菓子

私一人ではやろうと思っても大変です。
やはり西部の人みんなが協力してくれるので助かっています。
昔、田楽をしていたお店の方から教わって作った『豆腐の田楽定食』を土曜日に提供しています。
昔のことも掘り起こしたり、みんなからいろいろなアイディアをいただいています。
商店街の中に『要石』というお菓子を作っていたところがあったのですが、廃業してしまいました。
それをまた復活し、ここで作りたいと考えています。
昔はどこに行くときでも、必ず『要石』をお土産に持って行っていました。
それこそお彼岸やお盆、おめでたいときでもお供えやお土産にしていたのに、なくなってしまい残念に思っていました。
そこで上野の桔梗屋織居さんに指導いただいて、自分たちで作れるようにし、復活しました。
阿保地区にある『大村神社』には地震の神様『要石』があり、そこから取った名前です。
青山は歴史がある町ですので、それもいろいろ勉強させていただき、残していきたいなと思っています。

 

っとずっと続けることが大切

会の活動は、自分たちが住んでいる地域のこと改めて知る良い機会。
年長者の方々に伝統や文化を教えていただきます。
私よりも少し若い人から85歳くらいの人まで来てくれています。
みなさんにいろいろ教えていただいて、昔のことなど勉強させてもらっています。
土曜日の献立も全部考えてくれるので、とても助かっています。
田楽定食は500円なので、自分たちで作った野菜などを使うことが多いです。
奈良県や滋賀県など、遠くから来てくれる人もいます。
もちろん上野や名張からもたくさんの人が来てくれています。
グループで来られる方が多いですね。
丸2年半経ちました。
立ち上げることは簡単ですが、持続していくことが難しいですね。
まだ2年半、あとどれだけできますかね。
私はよそからお嫁に来て阿保に住んでいますが、最初はとても封建的でした。
でも、気持ちというか、こちらが心を開いたらとても大事にしてくれるし協力もしてくれるし、とても好きな町になりました。

みんなのためというより自分のためにも、がんばっていこうと思っています。