三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年3月23日放送

月に2回、四日市市と朝日町、2つの住宅地を防犯パトロール!
活動が評価され、県警生活安全部長から感謝状、防犯協会連合会からは会長賞を受賞しました!

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昭和63年に設立された比較的新しい、四日市大学。
地域密着型で、地域貢献型の実践的な学びを重視する校風からか、さまざまな地域活動、ボランティア活動が盛んです。


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キャンパス内、同じユニフォームを着ている学生さんたちは、四日市の安全を守る『四日市大学地域パトロール部』のメンバー。


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四日市大学総合政策学部の学生たちが中心となって2011年に立ち上げたグループで、現在15名のメンバーが、月に2回、四日市市と朝日町、2つの住宅地を防犯パトロールしています。

その活動が評価され、これまでに、県警生活安全部長から感謝状を。
そして防犯協会連合会からは会長賞を受賞。
まさに地域の安全を守る正義の味方なのです。 


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『四日市大学地域パトロール部』部長の室田直哉さんに、この活動についてお聞きしました。

「そもそも自分が地域に関わる活動をしたかったので、先輩に誘われて始めました。
活動内容は『あいさつ』『防犯パトロール』『広報活動』の3つとシンプルです」

『あいさつ』することによって住民の方と交流ができて、顔見知りになってもらい、自分たちの活動も理解してもらう。
最初は学生が主体となってしまっていたため、住民の方に声をかけての『防犯パトロール』。

どちらも、住民とともに防犯意識を高めるための、大切な活動です。


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パトロールを行っているのは、『あさけが丘』と『朝日町白梅の丘』の西・東。
『地域パトロール部』と一緒にパトロールを行っているのは、老人会『朝日白梅会』です。

「『地域パトロール』のみなさんが私たちの街を守ってくれているのに、我々が参加しないのはおかしいと思い、後から参加させてもらいました」

「年を取ると、外に出るのがおっくうになるので、こういった形で協力することで若返ります」

と、白梅会のみなさん。


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パトロールは2班体制。
パトロール中には、消火栓などもチェック。
最近消火ホースの筒先の盗難が相次いでいるため、その確認です。
また、地図を見ながら、街路灯のチェックなども行います。


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「こんにちは!」

地域の人へのあいさつや声がけも、大切な活動の一つ。

「みんなで見守っていてくれているという安心感があります。小さな子どもがいるので特に、そう感じます」

「回覧板なども回してくれて、こういう風に活動していますよ、という報告もしてくれるので、心強いです」

地域の人からも頼りにされているんですね!

老いも若きもみんなでパトロールすることが、地域の安全を守るだけでなく、防犯意識を高めてもらうこと、そして地域のつながりを深めてもらうことにも役立っているようです。


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四日市大学総合政策学部教授であり、『地域パトロール部』顧問でもある小林慶太郎教授に、生徒たちの活動に対しての思いを、お聞きしました。

「地域の安全や防犯などは本来、その地域にお住まいの方がすることだと思います。が、日頃から地域にはお世話になっていますし、学生が活動することで、地域のみなさんも『なるほどね』と、いろいろと気付いて、地域のために動いていくためのきっかけの一つになれば良いですね」


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『地域パトロール部』の宮崎香奈さん(左)と、前部長の後藤大輔さん。

宮崎「意義のある活動だと思います。地域の人たちと交流することが、防犯につながっていくのだと感じました」

後藤「後輩が新しい地区や地域を見つけて、自主的にパトロールをすることで、そこの地域の人がまた、自主的に防犯パトロールを続けるようになってくれたらいいなと思っています」


地域とかかわること。
学生たちの取り組みは、地域の人の意識を変えるきっかけとなり、そして確実に地域を動かしつつあります。
さらに大きく、自分たちの活動と思いを広げたい・・・
みなさんの活動は次のステップへと移りつつあるようです。