三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年10月5日放送

自然を生かした体験プログラムで、こどもの想像力をのびのびと伸ばします!
そして自然の大切さを知ってもらい、次代の子どもにそれを伝えてほしい!

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万葉の時代からお伊勢さんの『湯ごりの地』として栄えてきた、津市の榊原温泉。
平安時代には、『ななくりの湯』と呼ばれ、清少納言の枕草子に、その名が謳われたほどの名湯。
周辺には、自然に囲まれた史跡、名勝が数多くあります。


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そんな、たっぷりの自然の中にあるのが『榊原自然学校』。
子供向け木工教室やノルディックウォーキングなど、榊原の豊かな自然を活かした、様々な体験プログラムを実施しています。
この日も、たくさんの人が集まっています!


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「体験内容は、山で取れるいろいろな材料を使って、クラフトアートを作ったり、木工品や木製の鉄砲、椅子、プランター作りなどをします」

「体験を通して自然の大切さを知り、その大切さを子どもたちが大人になったとき、また自分の子どもに伝え・・・そうなることを願い、活動しています」

と、『榊原自然学校』の校長、大幡貞夫さん(上)と、メンバーの佐川俊二さん。

榊原自然学校の開校は、去年の5月。
代表の大幡さんが青少年育成の活動に関わっていたことがきっかけとなり、
メンバーが集まり、榊原を拠点に選び、この自然学校の設立へとつながりました。

現在のメンバーは、6名。
飲食店だった建物を借り受けて、様々な体験イベントを実施しています。


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この日行われていたのは、『森のクラフト作り』。
津市久居地域の子どもたちやお父さん、お母さん、たくさんの参加者が、クラフト作りを楽しんでいます。

体験プログラムの案内は、小学校を通じてのチラシの配布。
そして、Facebookなどインターネットをフルに活用。
毎回、定員を超える申し込みがあるそうです。


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体験プログラムの最中、榊原自然学校のみなさんは、サポート役に徹します。
想像力をふくらませ、形にしていくのは、あくまで主役である子どもたち。
作るものに、正解も、不正解もありません。

メンバーのみなさんが、手を差し伸べるのは、危ない道具を使って、材料に加工を施すときぐらいです。
この時は、クラフトに使う木を、縦に割ってほしいとの要望。


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クラフトづくりで使う材料は、メンバーが用意したものに加えて、地域のみなさんが、自然学校のイベントのために集めておいてくれたものもありました。

「栗から落ちたのを洗ってきれいにしたり、いただいた桜の木を、校長がきれいにカットしたりしているんですよ。
私はひ孫もいますが、とても楽しんで参加しています」

と、メンバーの宮口サト子さん。


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子どもたちはこれらの材料の中から、好きなものをチョイスしてクラフト作りを行います。


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そして完成!
森の中で遊ぶ滑り台、雪だるまを作って遊んでいる女の子、ドングリのキャンプ場・・・どれも、子どもたちの個性があふれています。

「最後まで作りきったのがスゴいね」

「(出来は)100点です!」

と参加者のお母さんたちも、喜んでいます。

身近にあるものばかりだけど、たくさんの種類を集めるのはなかなか大変。
けれど、見て、触って、匂いをかいで・・・五感をフルに使って、自分の思いを表現してほしい、というのがメンバーのみなさんの願い。


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続いて、榊原自然学校のみなさんが育てているサツマイモ畑に、案内していただきました。
こちらも、子どもたちに収穫体験をしてもらうため、手間ひまかけて世話をしてきました。


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ご覧ください!
この立派なサツマイモ!

「10月13日、このようにイモ掘り体験がありますので、今、募集している最中ですので。たくさんの方応募してください。よろしくお願いします」

なんと、校長自らのイモ掘り体験プログラムのご案内。
みなさん、是非、いかがでしょうか!

豊かな自然の中で環境について学ぶ。
大切な環境を残すために地域の未来を考える。

そんな子どもたちを、育てていきたい。
それが榊原自然学校の目標であり、夢です。

●サツマイモ掘り体験
開催日 平成26年10月13日(祝・月)
開催時間 午前の部 10:00集合
     午後の部 13:30集合
参加費 2株 600円
お問い合わせ 090-3481-6974(大幡)
※雨天中止