FM三重『ウィークエンドカフェ』2017年10月28日放送

『まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき』
島崎藤村の詩「初恋」が発表されたのが明治29年10月30日。
それにちなんであさって10月30日は、初恋の日に制定されているそうです。
その初恋が成就しますようにと思っている女性たちがたくさん訪れている場所が鳥羽市相差の石神さん。
女性の願いを1つだけ叶えてくれるという石神さんは今、パワースポットとして全国から多くの人が訪れています。
今回のお客様はそんな石神さんのお世話をしている『神明神社石神奉賛会』会長の中村幸照さんです。
まずは相差の町から紹介してもらいましょう。

差の交流人口を増やすため『石神さん』を中心にいろいろな仕掛けを

相差は非常に住みやすい町だと思います。
海あり山あり、そして人情あり・・・もし都会から田舎へと考えている人がいたら、鳥羽市を通じてぜひ相差へと来てほしいと思います。

地方の方が景気が良いようで悪いようで、暗い話ばかりですが、その中で諸先輩のまちづくりを継続してやってきた結果、奉賛会を含めた町内会は、交流人口を増やすことを考え、増やすことによって活気が生まれると活動しています。

石神さんと言えば海女さんの古くからの信仰があります。
毎月1日などの『磯日待ち(いそひまち)』『潮日待ち(しおひまち)』という海女さん独特の習わしが相差町の海女文化を支えて継承しています。
海女さんたちはその日にはお参りに来るのが習わしとなっていて、今もきちんと、氏神さんにお参りしていています。

 

成14年から始まった神社の整備が今年の秋に完了予定

平成14年に社(やしろ)を含めた整備をしまして、今、全国からたくさんの方々にお参りしてもらっています。
お社が整備されてから15年目ですね。
年を追うごとに、どんどん参拝者の方が増えている状況です。
鳥羽駅から相差に行くバスは女性でいっぱいというイメージが強いですね。
それと観光バスの関係から石神さんがコースに入っていまして、そちらで来る参拝の方も非常に多いですね。
お伊勢さんがご造営した平成26年に、こちらの神明神社御本殿・拝殿を含めたご造営をしましたので、それに合わせて新しくなりました。
石神さんだけでなく神明神社の方にもたくさんの方がお参りにいらしている、と私は思います。
神明神社の御本殿をお参りされて、その後で石神さんにお参りするのが本来ですからね。
神社の中の境内の整備ということで、計画的に勧めていまして、今年の秋を目処に、ほとんど終了する予定です。

 

成29年11月19日、300名の女性でお白石持行事!

神明神社では、奉賛会のメンバーがお守りを販売したり、神社を案内したりしています。
町としては、ここが雇用の場にもなっているんですよ。
日替わりで担当者を決め、相差を訪れる人たちをおもてなししています。
何度も相差を訪れていただくために、たくさんの魅力発信をしています。
その中の1つが石神さんのお白石持ち行事です。

社の整備をしてから今年で15年たちましたので、石神さんの社殿を新しくしています。
その一環で11月19日に、お白石持行事を開催します。
女性のみなさん、是非参加していただきたいですね。
お白石持行事は、御本殿の御垣内のところに白い石を収めるというもの。
つい先だって9月29日に、女性40名ほどで宮川でお白石拾いに行ってきました。
それを神社に一時ストックし、2回めを10月14日に行ってきまして、19日にお白石持行事を実施をする準備を進めています。
参加者は女性300名限定。
自分の思いをお白石に込めて敷きつめていただくと、なお願いが叶うのではと、こういう企画をさせていただきました。
参加は氏子だけではなく日本中、いや、世界中から受け付けています。
申込みは相差町内会のHPからもできますし、申込用紙もダウンロードできます。
必要事項を記入してFAXでも受け付けています。
ちなみに北海道の札幌から2名ほど、ぜひにと申し込みいただいています。
当日は100名ほどの海女さんの参加も呼びかけていますので、一緒に奉納をしていただきたいですね。
鳥羽は海女の町ですが、中でも相差町には100名ほどの現役海女さんがいますので、その方々にも参加してもらいたいと思っています。
参加費は5000円かかりますが、参加の記念の中に石神さんの法被やハチマキ、ハンカチ、限定の『恋叶シール』も付きます。
何か願い事を持っている女性のみなさん、参加してみませんか?

 

まつりや石神さん女子マラソンなどたくさんのイベントを実施

5月7日に行われた石神さんの春祭りの時は、男衆が手料理で海女さんたちを上げ膳据え膳でおもてなししました。
これもまちづくりの一環で、平成14年に社ができて、まちの活性化のことも含めて、そこから始まりました。
地元の海女さんたちは日々、とても良く働いてくれます。
7の付く日が海女の休みの日なんですが、その日にちなみ、男衆がご苦労さんですとの思いを込めて料理をしました。
提供したのは、伊勢海老汁や膾(なます)など祝いに欠かせない料理など。
相差は旅館や民宿がたくさんあり、元気な町です。
先にも言いましたが、交流人口をいかに増やすかということで、町内会も側面からバックアップしています。
町が潤えば、町内会も活気が出るということで、町内全員、さらに町内会役員も含めて盛り上げようとしています。
年間を通していろいろなイベントを行っていますが、交流人口を増やすという意味で、2月4日に『石神さん女子マラソン』を計画しています。
来年の3回目に向けて、10月5日から募集も始まっていますよ!

 

石神さんお白石持神事
お問い合わせ TEL0599-33-7453(石神奉賛会)