今日のゲスト、さわやかでしょ。NPO法人海虹路の池田比沙子さんです。尾鷲ひのきを語らせたら右にでるものなし?!かな。
南木曽の人と一緒に作ったヘムヘムやひのきのウェディングドレスのお話など今日も楽しいトークタイム。
ひのきの香りに包まれて、今日も楽しいweekend cafeでした。
■ひのきに魅せられたキッカケって・・・?
学生の頃からお花を志していまして、
京都でお花の勉強をして、京都へ通ってお花の先生について勉強をして、
ずっとお花をやっていこうと気持ちで暮らしてたんですけど・・・
ある日突然、変わりはじめました!
それはね、ある時に、
イベントのオープニングセレモ二―で
胸につける何かを作ってくれて言われたんですね。
すごく悩みました。
尾鷲で胸につけるなにか・・・
東紀州らしいものと考えると「海と山と雨」。
その中から消去法で選びました。
海は生臭いからやめて、雨は形にならないからやめる。
そうすると、山のものしかない。
山のもんってなんだろう・・・とそればっかり思いながらフラフラしていたんです。
ある日突然、、
そこが変わった瞬間なんですけど、
毎日見ていた「カンナくず」、ゴミを見つけたんですよ!
あれっ、と思って。
これで何かできるんじゃないかなと思った瞬間から、
私は尾鷲ひのきのなにかに取りつかれたように邁進しました。(笑)
それが、そもそもの始まりです。
■どんなものを作ったんですか・・・?
カンナくずをもらってきて、
一番最初に考えたのが、胸につけるコサージュ「ひのき花」です。
次は、ウエディングドレスを作りました。
頭の飾りから靴まで全部ひのき!
ひのきは糸であり、布でありという使い方ができるので。、
全てがひのきでできたウエディングドレスですね。
実際、モデルさんに着てもらって
三重のファッションショーにも出させてもらいました。
それからは、もっと沢山できるんじゃないかと
色々作り始めたんですよ。
編むとか折るとか糸の代わりはできるし、
それから、おりがみとか、色んなことに使えるんです。
その時に「カンナくず」っておかしいと思ったんです!
だって、すごく沢山のものができるのにね。
だから、「ひのきシート」という名前を付けたんですよね。
■アイデアはふとひらめくんですか・・・?
ひのきが教えてくれるんですよ。
ひのきをさわっていると、みんな生き生きしてきます。
香りがホントいいんですよ。
癒やされますよ~。
特に尾鷲はひのきがすごいんですよ!
尾鷲ひのきのファンは沢山いると思います。
今年月からの木曽郡南木曽町のNPO法人「なぎそ福祉会」の人たちとタイアップして
ひのきのたわし「へむへむ」というのを開発したんですよ
南木曽のは、『木曽ひのきのへむへむ』。
うちは、『尾鷲ひのきのへむへむ』。
体を洗ったりお皿を洗ったりできる、すぐれもんなんですよ!
ひのきは殺菌作用が強いので洗剤がいらないんですよ。
スゴイでしょ。
それを一緒に発売しています。
唯一それが商品なんです。(笑)
■池田さんはどんな活動をしているの・・・?
尾鷲だけでじゃなくて都会にも出かけて、
尾鷲ひのきの良さを伝えたり、
自然や尾鷲ひのきを感じてもらえるようにいろんな体験をしています。
それと、学校の授業でも教えています。
最初の頃はね、学校も総合学習もなくって、尾鷲ひのきとか地域の事を学ぶのが社会の時間で5分ぐらいしかなかったんですよ。
それが今では、環境問題までに。
尾鷲ひのきを知る上で、環境は大事なこと。
尾鷲ひのきを通して、自然の環境とか、山の成り立ちとかを
皆さんと一緒に学習しています。
子ども達は沢山のことを知ってます。
学校の先生に習うんでね。
小学校5年生ぐらいになると山の事を知ってくれてます。
私が教え始めたころとは、月とすっぽんぐらい違う!
それはスゴイことやなと思いすね。
学校教育というのは絶対大事なこと!
小さいうちから地域を通して色んなことを知るって
とても大切だと思います。
子ども達といろんなものを作るとホントに楽しいんですよ~!!