『ミエてくる!』2018年5月1日

藤堂高虎と伊賀忍者ゆかりの温泉地、中伊勢温泉郷。
津、伊賀、名張にまたがる11の名泉をサルシカ隊長が入浴レポ!
サービスショットもあります(笑)。

いにしえの街道でつながれた、津市、伊賀市、名張市にわたる「中伊勢温泉郷」をめぐる旅。
2湯目は、名張市の観光名所、赤目。
そう、あの赤目四十八滝で有名なところである。

まずは、赤目四十八滝の入口となる日本サンショウオセンターの前で写真を撮影して・・・・。
ちょっと戻って温泉宿へと。

 

赤目四十八滝から徒歩5分。
『伊賀のかくれ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣』。

いくつか旅館が並んでいるなあ、と思いつつ歩いてきたが、実はすべて対泉閣の客室や施設であった。
驚くほど規模が大きい。

 

玄関を入ったところ。
担当者の堀内さんが出迎えてくれ、さっそく館内を案内しつつ温泉へ。

施設は右に左に上に下にと広がっている。
まさに忍者屋敷!
忍者の修行の地で知られる赤目の宿だけはある。

 

館内のあちこちに忍者に関する資料が展示されている。
こちらは伊賀三上忍のひとりとされる百地三太夫の家に残されてきた忍者道具。
百地三太夫は1512年に名張の中村にて生まれたとされている。

 

続いて堀内さんが中庭に横たわる鬼瓦の説明をしてくれた。

「あれは当館が1920年に創業した際の本館の鬼瓦です」

え? 1920年??

「そうなんです、あと2年で創業100年になります」

 

温泉にたどりつくまでに、こんな立派な庭園も。
赤目の新緑と静けさに包まれた秘密の空間って感じだ。

 

そしていよいよ温泉に。
こちらは、地元産の杉材を使った「上忍の湯」。

 

こちらの宿は、異なる景色を楽しんでもらうため、大浴場と露天風呂がわかれている。
露天風呂は、この回廊の先にある。

 

回廊をあがると、こんな吊橋が。
別館の2階へとつながっている。
これもまさに忍者屋敷。
子どもたちは大喜びだろうなあ。

 

そしてこちらが露天風呂。
女湯の「かげろうの湯」。
目前の山々の四季を楽しめる。

日帰り湯は、平日10:30〜19:00(最終受付18:00)、休前日と休日は10:30〜16:00(最終受付15:00)まで。
入浴料は大人850円(小人500円)。

赤目四十八滝を散策した後、利用するお客さんが多いそうである。

 

わたしは、男湯の「半蔵の湯」に浸る。

さっぱりとしているけど後を引く、そんな湯だ。
え? 例えがわかんないって?
もう!
日本療養温泉規定に認められた、良質のアルカリ単純温泉で、美肌効果が高いと評判の湯なのである。

今回も写真撮影は妻M子。
「ねえ、何が嬉しくて夫の入浴シーンを撮影しなきゃなんないわけ?
何よその気持ちよさそうな顔!
こっちは汗だくだってのに!」

妻M子は、温泉にも入れず、宿泊もできず、それこそ豪華な夕食で舌鼓ともいかず、すこぶる機嫌が悪い。
わたくしが温泉に入って気分がよいものだからますます悪くなる(笑)。

 

客室はゆとりの広さ。
座布団が「これでもか!」というぐらいフカフカ。

 

そして最後にご案内いただいたのが、自慢の食事処「滝のべ」。
入ってすぐのところに、ドドーンとおしゃれなかまどさんがある。
朝食は伊賀枚コシヒカリ、伊賀の新鮮野菜サラダ、あおさの味噌汁、名張の郷土料理の『のっぺ』など、朝から元気になる料理を用意。
ご飯もかまどさんからからよそってもらえます。

 

店内。
団体さんが帰ったあとだったので、片付け終わった一部だけ撮影。
格子の半個室がいい感じ。

 

窓際のカウンター。
夜、夫婦やカップルでここでお酒を傾けたい。

 

というわけで、共通入浴手形にスタンプを押してもらって2軒目終了〜。
堀内さん、ありがとうございました。

中伊勢温泉郷めぐり。
あと9軒!

 

■伊賀のかくれ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣
三重県名張市赤目町長坂682番地
0595-63-3355
http://www.akameonsen.com/

■日帰り湯
時間 平日 10:30〜19:00(最終受付18:00)
   休前日・休日 10:30〜16:00(最終受付15:00)
入浴料 大人850円(小人500円)。
※混雑時は予告なく受付終了の場合があります