三重テレビ『ゲンキみえ生き活きレポート』2024年1月14日

介護予防・フレイル予防を目的に、音楽療法を取り入れたプログラムを提供する「NPO法人 みんなDeうきうき歌謡団」。
音楽療法には、音楽に合わせてリズムを取り、歌うこと、体を動かすことで、心身のリフレッシュ、脳の活性化、体力・運動能力の維持・向上などの効果が認められている。
鈴鹿市や亀山市などを中心に、介護予防・フレイル予防の教室を開催するゲンキさんたちの活動の様子、そして、活動への思いを紹介します!


鈴鹿市内で開催されている「介護予防出前教室」の先生は「みんなDeうきうき歌謡団」のまゆちゃん、
そして演奏担当のふーちゃんです。
まゆちゃんは音楽療法士。
音楽療法を使って、高齢者様を対象に介護予防・フレイル予防を行っています。
大量のお荷物は音楽療法に使う楽器なんだって!



「みんなDeうきうき歌謡団」は鈴鹿市からの委託を受けて出前教室を行なっています。
今日は椿大神社(つばきおおかみやしろ)近くの公民館で
80歳以上の方の女性ばかりのサロン「椿お元気クラブ」さんからの依頼で介護予防出前教室を開催します。


みなさん、この教室をとっても楽しみにしているんだって!!
毎週来てる方やお友達に誘ってもらって参加している方も!
最高齢は85歳!!
「ここに来るのが、本当に楽しみ。
もう何もかも忘れてね、童謡を歌ったり、昔の歌を思い出したりして最高です!」


「音楽療法というものは、様々な現場で使用されているんですが、特に私は介護予防で使っています。
歌を歌うことで、口腔機能の維持ができます。
レクリエーションを取り入れて、体も動かして。歌を歌いながら楽しんでやってもらっています。」
とまゆちゃん。


このプログラムでは、曲にあわせて、腕や足を動かします。
リズムを取りながら腕を三角形に動かし、続いて足を開いて閉じて「グー・チョキ・パー」を繰り返します。
かなり難しい・・・。



歌って踊って笑顔って一番ステキ!!
まゆちゃんも最初はすごく真面目にその音楽療法に特化してやってきたけど、
やっぱり笑うってことが体には一番いいような気がして、
ストレスフリーになれるように、悩んでることとかを全部忘れられて楽しい!という1時間にしたいんだって。


2人の出会いは2019年。
四日市で音楽活動をしていたふーちゃんとたまたま知り合ったんだって。
まゆちゃんはふーちゃんが音楽療法みたいな仕事を15年間もしていたのを知り、
是非手伝ってほしいとお願いたそう。


ふーちゃんは、コロナが原因で施設で音楽療法が出来なくなった時に
まゆちゃんに出会い、この仕事の話を聞いたんだって。
「学校出てからの音楽に携わる仕事、楽器の講師だとか楽器を直すなどの仕事をやってきました。
2人でスタートして、すごく楽しく過ごさせてもらってます。」



音楽療法でよく使われる「トーンチャイム」を使っての合奏です。
色分けされ、音の異なるトーンチャイムを、
決められたタイミングで、ひとりひとりが奏でます。
みんなで生み出す音の響きへの共感、
そして、役割を果たす達成感が味わえるのだそうです。



お楽しみの「早口言葉」。
毎回、ふーちゃんが考えたお題に、みんなでチャレンジします。
上手に言えなくても、大丈夫。
チャレンジすることが大切!!
リズムに乗って、歌って、そして、大いに笑いました。



「1週間に1回だけお腹の底から笑えるとても良い時間!
先生がすごくいい。
全部好きです。もうLOVE・LOVEです!」
「みんなの笑いが絶えないんです。それが一番すばらしいと思います。
脳トレあり、筋トレあり。
鈴鹿市が提唱しているフレイル予防、バッチリです!」


「やりがいのある本当に素晴らしい仕事だと思ってます。まゆちゃんについていきます!!
鈴鹿、亀山でやらせてもらってます。
もっともっと楽しんで参加していただきたい!!」


「年を重ねていきますので、良くなるとか改善するっていうことよりも、今のままをずっと続けられる。
そんな皆さんでいてもらえるように、この活動を続けていきたいと思っております。」

いつも元気 いつまでも元気♪
うきうき~~~~!!!!