三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2011年10月23日放送

ご近所同士の、週一回の集まりから広がった活動の輪!
不用品を使った手芸品づくりや、案内看板、熊野古道の掃除・・・
明るい『ひまわり』が地域をゲンキにします!




紀勢・大内山インターの近くで、地元の特産物、大紀町の海の幸・山の幸の販売をしている『山海の郷・紀勢』。
ここには、たくさんの手作り品の品々も並べられています。


それらを作っているのが、『船三ひまわり会』の皆さん。
拠点となっているのは大紀町、船木・三瀬川地区。

最初は、近所同士でもなかなか顔を合わせなくなった…という理由から、週一回の集会をスタート。
しかし集まるだけでは「もったいない」。
そんな気持ちから、不要になったものや廃材を利用した手芸品づくりが始まりました。

作品は『山海の郷・紀勢』や、地元のお祭で販売され、その売上は会の運営費の一部になっています。
お母さんたちの小さな集いが、地域をゲンキに、そして、環境に優しい活動へと変身したのです。


一番人気の作品はこの『肩たたき棒』。


なんと、爪楊枝を軸に、広告紙を巻いたものを32本組み合わせて作ったもので、叩くには丁度いい固さ・重さだそうです。


こちらは、梱包用のヒモを再利用した『編みカゴ』作り。
いろんな色のヒモを集め、組み合わせて、カラフルに仕上げています。


裁縫チームは、古い布や要らなくなった着物や端切れを使って、家事や畑仕事などに使い勝手の良いものを作成しています。

また、活動は室内の手芸だけでなく、地域の景観づくりも行なっています。


その一つが熊野古道沿いの案内看板づくり。
熊野古道が世界遺産に登録されたため、訪れる人が増え、道を聞かれることが多くなったため作ったのだそう。

これまでに、船三ひまわり会のみなさんが作った案内看板の数は、およそ50本。
熊野古道を歩く人を手作りの看板で案内したい、もっと大紀町に、たくさんの人に来てもらいたい…という願いを込めて、1本1本、作りました。

雨や風で傷んだ案内看板の修繕や文字の手直しなど、設置した後の管理も、もちろんみんなで、続けています。


他にも水仙の球根を植えるなど景観を良くすると共に、お父さんたちも草刈りなどに、一役買ってくれています。


集会時、皆さんお待ちかねの、おやつの時間。
メンバーが手作りのおやつを持ち寄り、それを食べながら和気あいあい。
そして、じゃんけん大会がはじまりました!!
毎回恒例で、残った草餅やお菓子を誰が持って帰るのかを決めるのです!

しゃべって、笑って、楽しんで…。
この楽しさが、『船三ひまわり会』を続けていく秘訣なんですね!