~「伊勢物語」に登場する斎王のモデルとなった女性~

日本遺産のまち「明和町」の魅力発見
異母兄弟である清和天皇の即位に伴い12歳でト定され、14斎で群行、18年にわたり斎王を務めた恬子内親王(やすこないしんのう)。
「昔、男ありけり…」で始まる「伊勢物語」に登場する在原業平と斎王との一夜の出会いを描いた物語のモデルとなった女性といわれています。和歌の才能にあふれたハンサムなプレイボーイの在原業平との別れを惜しみ、歌を詠み交わしたという故事にあやかって、大淀にある松は「業平松」と呼ぶようになったのだとか。
この物語が真実である確証はありませんが、2人の間には子供が生まれていたという後日談も伝えられています。