三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2012年3月11日放送

木曽岬町の精鋭が結集し、特産品のトマトを使って新商品開発!
「ごたーげさん」=「みなさんお疲れ様です」の心で、地域を盛り上げます!

愛知県との県境に位置し、木曽川の流れる木曽岬町には、三重県で一番の生産量を誇る農作物があります。


それはトマト。
県内のトマト全出荷量のうち、木曽岬町だけで何と6割を占めているほど。
トマッピーという木曽岬オリジナルキャラクターもいて、町をあげてトマトの生産に力を入れています。


そんなトマトを使って、色々な取り組みを行なっているのが、『ごたーげさん』。
平成21年に行われた『美し国おこし・三重』の座談会を通して、地元有志10名が集まり誕生。
『郷土の伝統継承』『特産物を使ったレシピ開発』『田畑や料理を通しての世代間交流』を3つの大きな柱に、まちおこしを展開しています。
ちなみに「ごたーげさん」とは、「みなさん、どうもありがとうございました」や「お疲れさまでした」などの意味で、木曽岬で昔から言われて来た言葉だそうです。


そんな『ごたーげさん』たちが、木曽岬町の特産品であるトマトを使って開発したのが、こちらのトマトのソース。
『とまとだね』。
捨てるしかなかった規格外のトマトを有効活用しています。
トマトの皮も種も、まるごと入っていて、トマト本来の甘味と爽やかさが生かされています。
この『とまとだね』は、JA桑名Aコープ木曽岬店・朝市コーナーにて近日販売予定です。
(2012年3月11日現在)


この他にも『トマト100%のゼリー』や『トマトのコンポート』を開発。


さらに生地に地元産の米粉を使い、トマトを練り込んだパンも開発しました。
食パンの中に、見えるのはドライトマト。
風味と食感のアクセントになっています。


そして今回、新商品のトマトカレーの試作をする『ごたーげさん』。
3月20日に行われる、木曽岬町の春の恒例イベント『伸びゆく木曽岬町のふれあい広場2012』でのお披露目と販売をめざして、レシピ作りを進めています。

『ごたーげさんの』メンバー、加藤まさ子さん
「トマトも好き嫌いがあるので、効いている方が美味しいという方もいれば、控えめな方が良いという方もいて…そのあたりが難しいですね」

トマトを入れる量によって味が変わるため、その加減が難しいのだそうです。


木曽岬町の特産品を使って、みんなで楽しんで商品を考え出し、その商品で、木曽岬の名前を発信したい…。
そんな思いで、作り続けてきた特製のカレールーに炒めた鶏肉を入れ、味をなじませたら、新メニュー『トマトカレー』の完成です。
具の肉に鶏肉を選んだのは、クセのない味でなるべくカレーソースの味を活かすため。
ルーにはトマトや玉ねぎの他、花かつおや昆布も入っているそう。
トマト自体にもグルタミン酸がたくさん含まれているので、旨味が凝縮されています。


この日は、木曽岬町役場にて、約3ヶ月の試作を経て完成した『トマトカレー』などを、木曽岬町加藤隆町長が試食。
『ごたーげんさん』の活動に大きな期待を寄せる町長だけにこの日の試食会を、本当に楽しみにしていたそうです。

加藤町長「これは美味しい! 食べたら止まらんぞ」

町長からのお墨付きをもらいホッと一息の『ごたーげさん』。


加藤町長「家庭や仕事を持っている中で、一生懸命頑張っている『ごたーげ』さんに期待をしています。
他の市町村とは違うものを木曽岬町から発信するため、私や町がお手伝いしていきたいですね」

木曽岬町の特産品を、地元のみなさんが加工して販売する…。
木曽岬町の手間ひまかけた、手作りの情報発信が、今、始まりつつあります!



■『伸びゆく木曽岬町のふれあい広場2012』
 3月20日(祝) 9:00~15:00
 木曽岬町役場周辺・町体育館・ふれあいホール