三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2012年12月23日放送

地域の特産品、『みかん』を使ってライトアップ!
まばゆくきらめく200個のみかんが、ふるさとの夜をやさしく力強く照らします!

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まばゆくきらめくのは、2000個のみかん。
今、みかん栽培が盛んな南伊勢町では、地域のみなさんや高校生たちがつくりあげた『みかんツリー』が、ふるさとの夜をやさしく、力強く照らしています。

この『みかんツリー』は、もともと愛媛で、みかんの皮を元に何かできないか・・・と考えられ始まったのがきっかけ。
それを、ここ南伊勢町でも取り入れ、製作したのです。


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『みかんツリー』の中心的な役割を果たしているのは『南伊勢町をより元気にする会』のみなさん。
平成23年10月、南伊勢高校のOB、4名が集まって発足。
現在は南伊勢をもっともっとアピールしようと、現役高校生や地域の人を巻き込んで活動中です。


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『南伊勢町をより元気にする会』の川口加奈恵さん

川口「南伊勢町の町有林の間伐材を、高校生たちと地域の人たちで組んだものを利用し、特産物であるみかんを使ったーオーナメントを、みんなで飾り付けしています」


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左から、南伊勢高校の奥田楓麿くん、山川聖也くん、岸本侑己くん。
『南伊勢町をより元気にする会』に参加しようと決めた訊ねました。

奥田「僕は川口さんがやっている美容院に通っていて、その時に『あんたも南伊勢町のために何かしなさい』って言われて参加しようかなあと(笑)」

いきなり言われたものの、この町で育ち、「何かしたい」と思っていた奥田くんにとっては良いきっかけだったようです。

山川「夏休みに保育園に読み聞かせに行った時、子どもたちがとても喜んでくれたのに、やりがいを感じたんです!」


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『南伊勢町をより元気にする会』は『みかんツリー』だけでなく、高校生が中心になって取り組む絵本の読み聞かせや、保育園児による『みかんプレート』の製作など、幅広く活動。
その取り組みの成果は、五ヶ所小学校の壁に展示。
そしてたくさんの子どもたちの記憶の中に残されています。


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地元の小学校では、みかんのオーナメントづくり。
こうして地元の小学校に協力してもらい、児童たちにつくってもらっています。
カッターナイフでキレイに皮を切り、中身を取り出したら接着剤でまた皮をつなぎます。
中身はもちろん食べちゃいますよ。

『南伊勢町をより元気にする会』のメンバー、溝井ひとみさんらも学校に足を運び、オーナメント作りのレクチャーをしています。


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他にも、南伊勢町で行われるさまざまなイベントで、町民のみなさんに製作をお願い。
まさに町をあげて、2000個の輝くみかんを作りあげてきました。


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一方、旧南島町の『ふれあいセンターなんとう』でも、みかんツリー作りが行われています。
こちらの作業のお手伝いをしてくれているのは、南島西中学の生徒たちです。


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そして12月8日、午後3時。
五ケ所浦児童公園での、みかんツリーの点灯式。
南勢中学校吹奏楽部の演奏と、小山巧南伊勢町長によるあいさつ。


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南伊勢高校の生徒たち3人による感謝の言葉と、『南伊勢町をより元気にする会』の川口さんのあいさつ。喜びに、感極まっているようです。

川口「本当にたくさんの方々の力を借りて、やっと『みかんツリー』の点灯式を迎えることができたので感無量でございます。地域の皆さんに支えていただき協力していただき、暖かい心と言葉をいただき、本当に感謝しています。ありがとうございました!」


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一方、旧南東地区の『ふれあいセンターなんとう』でも、『みかんツリー』が点灯!
ふるさと南伊勢のみかんが、明るく、まばゆく、そして温かく町を照らしました。
観に来た人たちも口々に、
「すばらしいね」
「オレンジだから光があたたかいね」
「心が和やかになる」
と嬉しそうです。


ふるさと南伊勢町を、希望の光りで照らしたい・・・。
夢の輝きを次の世代に伝えたい・・・。
そして、もっともっとたくさんの人が集えるよう、光の輪をどんどん大きくしていきたい。
『南伊勢をより元気にする会』の活動も、いま点灯したばかりです。

※みかんツリーイルミネーション
五ヶ所浦児童公園 17時30分~24時
ふれあいセンターなんとう 17時30分~21時
来年2月末日頃まで開催