『M子の地産地消レストラン』2013年4月

「その地でとれた食材を、その地で食す!」
2010年より春に開催されている、大紀町錦の『ぶりまつり』!
新鮮なぶりの一本売りや、片身での販売、他にもぶりを使った郷土料理がいただけると聞きつけ、駆けつけました!!

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「大紀町の錦という地域で、3月30日に『ぶりまつり』が開催されるらしいよ」
という情報を得たのはその1週間ほど前のこと。
実は私は、『ぶりまつり』の存在を去年から知っていたにもかかわらず、その日にどうしても行けずに地団駄を踏んでいたのです!
今年こそ!
大好物の『ぶりしゃぶ』を食べるのだ!


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というわけで、3月30日の午前9時過ぎ、『錦ぶりまつり』の会場である錦第二魚市場へ。
え!?
まだスタートしてもいないのに、すごい人だかりと行列です!!

その理由はぶりを一本まるごと、または片身、さらにその半分(つまり1本の1/4)を購入できるから!
慌ててM子も列に加わりました。
今夜は新鮮なぶりで・・・ふふふ。
並びつつも笑みがこぼれます。


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10時と同時に、『錦ぶりまつり』実行委員長の西村昌紘さんによる、ゆる~い開会宣言。
このあまりキチキチしていない雰囲気、好きです。


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ブリ一本販売は大盛況!
1時間もしないうちに、完売しました!


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M子も無事、1/4をゲット!
最初は半身を購入するはずが、その大きさを見て怯み、土壇場で1/4に変更したのです。
気が小さい女・・・。


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『ぶりまつり』とはいえ、ぶり以外にももちろん、新鮮な魚介類や干物、加工品も販売。
サザエは『お一人様一袋まで』など、たくさんのお客さんに行き渡るような工夫もされていました。

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ブリを購入し、気持ちが落ち着いたので、市場内を散策。
こちらは『ISOMON6』というグループの西村元美さん。
毎年『トロピカルガーデン・錦向井ヶ浜遊パーク』で、海開きイベントを開催し、地域の活性化を図っているんです。
この日は地元の食材を使った料理をふるまい、販売していました。


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マンボウの腸を干して焼いたものは、やや帆立っぽい旨味があり、酒のアテに最高!
『サバすき焼き』は、サバに野菜の甘味が染み込み、野菜にサバの旨味が移って、一挙両得な美味しさ!
これは初めての味でした。


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なんてのんびりしていたら、ぶりの刺身のふるまい終了!
ぐああ、まだ始まって一時間も経っていません(泣)

でも、わかめよりも柔らかい海藻の『ひろめ汁』のふるまいはいただけました。
この日は日陰に入るとかなり冷えたので、熱々のひろめ汁はしみじみ美味しかった・・・。
ひろめはトゥルンというより、フワフワとした食感。
買ってくれば良かった。


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気を取り直して、特産品ゾーンへ。
お目当ては『ぶりのべっこうちらし』。
醤油漬けにしたぶりの刺身を、ちらし寿司の上に載せたもので、まさに郷土料理。
やや甘めの味付けが、この地域独特の味わいです。

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他にも味醂干しやにぎり鮨、自家製押し寿司に、まつりには欠かせないお好み焼きや、焼きそばも!


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鯛の養殖を行なっている、西村宗伯さんも会場に。
売り出し中なのが、ブリや真鯛を使った加工品。

これらは以前M子もいただいたことがあるのですが、かなりレベルが高いのです!


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特に過去にいただいた『鯛の兜煮』は、一旦圧力鍋で蒸してあるのか、身はもちろん骨までサクサクと食べられてしまうのです!
※過去の画像を転用しています


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そして自宅に戻った夜。
もう『地産地消レストラン』ですらありません。
自分で買ったお魚は自分で調理します。


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ようやく念願の『ぶりしゃぶ』!!!
出汁の中で数ターン、ぶりを泳がせ、ポン酢醤油へ!
ぐああ!
お刺身よりもぶりの旨味がひときわ濃く、脂が、脂が!
私の刀工ではぶりの身を崩してしまい、臭みが出るかと危惧しましたが、そんなものは問題にならないほど新鮮!
こんなに美味しいのだったら、もっと買っても良かったかも・・・。


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カマ部分はスパイスソルトをまんべんなくまぶし、ガーリックオリーブオイルを掛けてオーブンへ。
たったそれだけで、こちらも驚きの美味しさ!
フッワフワな食感と身の甘さが驚くほどでした。

は~、美味しかった・・・。
これは来年も必ず行かなくては!

ご馳走様でした(*^^*)