『ミエてくる』2019年3月6日

南伊勢町に河津桜を見に来た・・・のではなく、私の真の目的は以前から気になっていた『鯛ラーメン』をいただくこと!
鯛ラーメンって何よ!!

2月の終わり。
私は桃源郷に来ておりました。
見てよ、桃源郷。
うっとりしますね。

場所はどこかというと、南伊勢町の『河村瑞賢公園』。
河村瑞賢さんといえば、江戸時代の政商。
江戸に出てきて材木屋となり、明暦の大火の際には木曽福島の材木を買い占めて建築・土木を請け負うことで莫大な利益を生み出し、その後は幕府の公共事業に携わり、航路の開拓や治水工事などに尽力したそうな。
そんな瑞賢さんを称えて作られたのが『河村瑞賢公園』。

 

なので、こんな像もあったりします。
偉人さんなんだろうな〜・・・と、頭の悪い子のような感想。

だってもう、私の頭の中は次に行くべき場所・・・そう、『食事場所』しか考えられません!
私の頭の中には宮殿があるのですが、その99%は食べ物関係のラビリンス。
〇〇に行ったら何を食べる、今の時期の××ではこれを食べる・・・そんな情報が蓄積されているのです。
多分、そうとういやしいんだろうな。
でもそれが私。

 

狙っているお店があるのは南伊勢町の神前浦。
こちらは神前浦漁港。

 

めちゃめちゃ水が綺麗で感動!
透明度がすごいです。
底までしっかり見透せます。
試しに石を落としてみたら。ゆらゆら〜っと沈んでいく様が底に着くまで目で追えるほど。
ここで泳げるんじゃない?
漁船のみなさんの邪魔になるのは間違いないけど。

なぜここでのんびりしていたのかというと、お店がまだ開いていないから。
だから心に余裕があったわけですね。

 

じゃん。
到着したのは『ありすえ』。
知る人ぞ知る、伊勢まぐろを提供しているお店。
何年も前から、ずっと来たいと思っていたお店でもあります。
店内はカウンターを中心にこじんまり。
ここで伊勢まぐろを出しているとは、ちょっと想像つきませんでした。

伊勢まぐろについてはこちら!

 

メニュー。
まずは『伊勢まぐろ』を使った料理の数々。
そして定食や一品料理。
一品料理にもまぐろが使われていて、あなどれないです。

 

名物の『鯛ラーメン』!
さらにカレーやチャーハンも美味しそうなんですよ、ぐぬぬ。

 

まずは夫注文の『まぐろづくし定食』1800円!
『伊勢まぐろ』のお刺身がしっかり付いて、このお値段。
相当良くないですか?
お味噌汁はもちろん、あおさ。

 

お刺身!
赤身と中トロのようですが、サラッとした脂がノリノリで、味的には中トロと大トロ的な。
くさみが一切ありません!
でも、しっかりと熟成されているんですよ。
こんなに美味しいまぐろ、そうそういただけないですよ。

 

マグロのユッケと心臓の佃煮。
ユッケはピリ辛、小さめにカットされたアボカドがめっちゃ相性良いです。
マグロカツは1本。
夫のを奪うわけにもいかず、未食です。
きっと美味しいんだろうなあ・・・。

 

満を持して!
M子注文の『あっぱれ! 鯛ラーメン』900円!
デフォでお茶漬け用のご飯がついてくるのがすごいです。

 

鯛ラーメン。
あのですね、強くはないのですがとても良い香りがします。
そしてスープが!
あっさりしているのに、めちゃ深いです。
鯛の臭みがまったくなく、とてもクリアな味わい。
かなり好みです。

 

麺リフト。
エッジの効いた卵入り麺。
ちょっとモチッとしているので、良い感じでスープに絡みます。
あおさとモヤシ、そして鯛のほぐし身が具なのがすごいです。
何がすごいって、クリアな味わいのスープの味を邪魔しません。
むしろ、スープをより美味しく食べられるように計算されています。

 

で、そこに鯛のバターソテー!
いきなりパンチが来ます。
これは嬉しい味変。

 

さらに具に、プリップリのアッパ貝!
これも焼き立てアツアツで超美味しい!
注文を受けてから鯛を焼き、アッパ貝を焼き・・・そして計算された具材。
思っていた以上に本気の鯛ラーメンですよ!

 

お腹はいっぱいなんだけど、ぜひとも食べたい『お茶漬け』。
ラーメンスープを入れて、ワサビもたっぷり。
鯛だからか、ワサビがとても合うんですよ。
最初は少しずつ足していたのですが、あまりに合うので全部入れちゃいました。
ここまで食べて、完食という感じ。
このスープを余さず食べるには、やはり最後はお茶漬けなのです。

美味しかった・・・。
間違いなくまた訪れたいお店です。
次回はラーメンとまぐろ漬け丼の両方を食べたいです!

ご馳走さまでした!

動画版はこちら!
でも正直、花粉症で鼻が真っ赤な私が映っているので、見ないで欲しい・・・。